NHK(Eテレ)の『すイエんサー』という番組で観た、赤身肉ステーキの焼き方を試してみました。
安い赤身肉を極上ステーキに仕上げることができたのか?
結論を言ってしまうと、失敗でした。
「なぜ失敗したのか?」
料理の工程をおさらいしながら、失敗した原因について考えてまとめてみました。
すイエんサー流の赤身肉ステーキの焼き方を試そうとしている、そこのあなた!
私と同じ失敗をしないように、最後までこの記事を読んで美味しいステーキを作って下さいね。
Contents
すイエんサー流ステーキの焼き方とは?
『すイエんサー流、赤身肉ステーキの焼き方』は、牛の赤身肉を固くせず柔らかいステーキに仕上げる方法です。
そんなご家庭もあると思います。
安く買える赤身肉を、極上のステーキにできたらどんなに嬉しいことか。
安い赤身肉を、驚くほど柔らかいステーキにする方法がすイエんサー流の焼き方なんです。
すイエんサー流の焼き方の手順
まずはすイエんサー流のステーキの焼き方をご存知ない方のために、焼き方の手順をご説明します。
すイエんサー流、赤身肉ステーキの焼き方の手順は、以下の通りです。
- 赤身肉を耐熱のポリ袋(ジッパー付きのものなど)に入れて、オリーブオイルを加える。
- ポリ袋の空気をしっかり抜いて、肉と袋を密着させる。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、お湯の温度を60~65℃にする。
- 鍋底に耐熱皿をおき、肉の入ったポリ袋を入れる。
- 鍋のお湯の温度を60~65℃で保つようにし、ポリ袋の肉を10分湯せんする。
- 10分経ったら肉を取り出し、塩をふる。
- フライパンにバターを熱し、バターの泡が細かくなってきたら肉を入れる。
- 片面1分焼き、裏返す。
- もう片面もバターをスプーンで回しかけながら1分焼く。
- 出来上がり!
すイエんサーによると、厚さが2~3センチの赤身肉を使うようおすすめしています。
また、サーロインや霜降り肉では、この焼き方はおすすめしないとのこと(脂がのった肉はそのまま焼くのが良いそうです)。
詳しい手順は、すイエんサー公式ホームページでご覧になれます。
65℃で湯せんする理由
肉は加熱によって固さが変わります。
低温だと肉の繊維がつながったままで固く、加熱し過ぎると肉のたんぱく質が縮んで固くパサパサになります。
肉のたんぱく質から水分が離れ、脂肪と共に肉の中に溶け出して肉汁たっぶりの柔らかい肉になる温度が65℃なのだそうです。
65℃を超えない温度で加熱するのが、肉汁たっぶりのステーキに仕上げるコツ。
事前の湯せんで60~65℃にしておくことがポイントなのですね。
仕上げにバターを使う理由
肉の中には糖とアミノ酸があり、加熱によって2つがくっついて美味しい香りを生みます。
そこへバターが加わると、肉の糖とバターのアミノ酸がくっついて、さらに美味しい香りを生むんだそうです。
すイエんサーによると、バターの代わりにマーガリンでも良いみたいです。
マーガリンを使うとバターよりあっさり仕上げになります。料理に使えるマーガリンかどうかを確認して下さい。
すイエんサー流ステーキの焼き方【実践】
たまたま行ったスーパーで、牛肩ロース(赤身肉)がセールで安かったんです。
少し前に『すイエんサー』で美味しいステーキの焼き方をやっていたことを思い出しまして。
いつもはステーキが上手く焼けない私ですが、コツさえわかればできるはず!
と、気合いを入れて挑戦してみました。
作ってみた感想
すイエんサー流ステーキの焼き方は、全然難しくなかったです。
料理の手順はわかりやすいですし、温度と時間さえ間違えなければ成功する!
・・・はずでした。
すイエんサー流で絶対必要なものは、
- 温度計
- キッチンタイマー
もしこの2つが揃っていないなら、必ず揃えてからやってくださいね。
ポリ袋に肉を入れて湯せんし、それからフライパンで焼くだけです。
料理が苦手な人でもできるくらい、簡単なんです。
なのに、私は失敗しました。
柔らかいハズのお肉が、固くなってしまったんです。
あぁ、柔らかステーキになる予定が、固いステーキになっちゃった。
楽しみにしていた家族の期待を裏切ってしまった私。
と言ってみたものの、失敗には必ず原因がある。
なぜ失敗したのか?振り返って検証です。
失敗した理由を考える
料理が失敗した時は、まずレシピ通りに作ったのか?そうではないのか?を考えましょう。
今回の『すイエんサー流ステーキの焼き方』。私の料理はレシピと違ったところはあったのか?
はい、ありました。
レシピと違ったところ
- バターの代わりにマーガリンを使用。
- 裏面を焼く時に赤い肉汁が気になり、二度焼きしちゃった。(←絶対これが原因!)
そう。私はレシピ通りに作って出来上がったステーキの、赤い肉汁が気になったのです。
「あれ?焼けてないかも?」
と勘違いして、さらに10秒ほど加熱してしまったのでした。
この10秒が命取りだった・・・。
みるみる肉が固くなってしまったようです。
ちなみにマーガリンを使うことに関しては、問題なかったと思ってます。
でもバターを使った方が、本来のレシピに近づいて良かったのかも。
すイエんサー流ステーキの焼き方!まとめ
すイエんサー流ステーキを失敗せずに作るには、レシピに忠実に料理することが大切ですね。
私は初めて作ったということもあり、まさか失敗するなんて考えもしなかったです。
もし失敗しても、その原因を探って次に生かすことができれば、それはそれで勉強になって良いのかも知れませんが。
今回のすイエんサー流ステーキの焼き方で失敗した原因は、
「肉を焼き過ぎた」
ことですね。
肉を焼き過ぎて、せっかく適温で湯せんした肉に余計な熱を加えてしまったわけです。
くれぐれもレシピ通りに作ることを心がけて下さい。
そして美味しいステーキを作って下さいね。
すイエんサー流赤身肉ステーキの焼き方の、ポイントのおさらいです。
- 湯せん温度は60~65℃を厳守
- フライパンでの焼き時間(片面1分ずつ)を厳守
※ブログネタにする予定ではなかったので、実際の写真を撮影していません。写真を用意できなかったことも反省点です。
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(参考)博士ちゃん流ハンバーグを作ってみた!子供が世界一と言った極上レシピ